地域・産学連携のためのライフイノベーション拠点形成

テーマ1:地域連携による医療・福祉・介護機器の開発

高齢化、地震、津波、洪水対策など、地域において率先して解決すべき課題に対応する機器・システムを開発実施します。

■ 研究概要

高齢化社会における「新成長戦略」の中で、ライフイノベーションによる健康大国戦略として、医療・介護・健康産業の成長産業化が謳われるなど、医療・福祉・介護機器の活性化は我が国の成長において重要な役割を担うことが予測されます。
本プロジェクトでは急激な高齢化や地震・洪水の対策など地域特性をベースとした国全体の喫緊課題に対応した機器開発を行います。

■ 具体的な目標

(1) 軽負荷トレーニングプログラムおよび高齢者用トレーニング装置の開発
山間地や家庭、または集会場等で簡単なトレーニングが実施できる健康支援プログラムを開発すると共に、高齢者が負担なく効果的に家庭、または集会場で簡単にトレーニングできる装置の開発を行います。

(2) 緊急時SOS発信機能を有する災害対応型支援装置、およびSOS発信機能を有する福祉用具の開発
緊急時にスピーカなどにより音声緊急情報を発する際、高齢者にとって緊急性が確認しやすい音声帯域と、波形を有する緊急連絡システムを開発します。
また、高齢者や障害者の歩行支援装置としての義肢装具や杖、および車いすの高機能化を進めるとともに、それらの器具に震災や洪水の際にSOSの発信機能を有する装置を開発します。

(3) 高齢者等の搬送機能を有する移動支援装置の開発
地震などの災害時に数十分の短い時間で高齢者等を高台等に移動させるために、車いすや歩行補助車などに部品を付加する、または簡易の装置を組み合わせることで、災害時に高齢者を緊急運搬できる装置を開発します。

(4) 介護者支援機器の開発
食事支援の際、食事を施設に供給するシステムを含めた支援補助装置といった、ヘルパーの介護労働を軽減する装置を開発します。
また、同研究においては、音響に対する高齢者の反応の結果を生かした快適な音響空間を提供するシステムの開発も行います。

お問い合わせはこちら:
近畿大学 生物理工学部 0736-77-3888 (代表)
linnov@waka.kindai.ac.jp

近畿大学のシーズについてはこちら:
http://ccpc01.cc.kindai.ac.jp/KLC/seeds.html

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