MESSAGE

卒業生からのメッセージ

生物理工学部での学びを活かし
さまざまな分野で活躍する卒業生

生物工学科 株式会社新日本科学

福本 あゆみ さん2022年  生物工学科 卒業
研究職として製薬に携わり
自己成長できる会社を選んだ
生物工学科では、生物機能物質工学研究室で医薬品に応用できる新規化合物の探索に関する研究をしていました。勤務先を知ったのはインターンシップ。この会社なら、研究職として製薬に携わり、自己成長できると考えました。就職活動で大切にしたのは軸を持ち、自分を客観視すること。自分は何をしたいのか、外せない条件は何かなど、ブレることのない軸を立て、それをもとに就活に臨みました。そして、他己分析や各種診断などは診断ツールを利用。自分の性格などを知り、客観的に自己を捉えることを常に意識した結果、理想の企業に入ることができました。

遺伝子工学科 IVFなんばクリニック

山本 桜子 さん2019年  遺伝子工学科 卒業
遺伝子工学科で学んだ
生殖医療や胚発生機構の
知識を活かし胚培養士に
不妊治療専門クリニックの生殖技術部門に勤務しており、遺伝子工学科で学んだ生殖医療や胚発生の知識をそのまま活かせています。また勤務先は、自分のめざす胚培養士像と理念が合うクリニックです。胚培養士は患者様と関わる機会は少ないですが、妊娠へとつなげる必要不可欠な役目を担い、強い使命感を持って働くことができています。この仕事でさらにステップアップしていくために、胚培養士の資格取得をめざしながら業務に取り組んでいます。多くの患者様が一人でも多くの子どもを授かるように、これからも技術と知識の向上に努めていきたいと思います。

遺伝子工学科 明星産商株式会社

牧平 実紀 さん2021年  遺伝子工学科 卒業
化粧品を通じて
多くの人を笑顔にしたい
仕事に活きている
卒業研究の経験
化粧品の製造に携わっていて、工場で生産された製品が必要な期間にわたり品質を担保するための安定性試験という業務に就いています。この仕事をめざしたのは、肌の悩みを化粧品で解決した経験があり、次は自分自身が化粧品づくりの工程に携わり、多くの人を笑顔にしたいと思ったからです。学生時代で印象に残っているのは卒論研究です。研究の方向性を決めるには知識が必要なので先生に助言をいただくのですが、それだけではなく、自分で調べたり考えたりすることも大事にしていました。研究で培った、自ら行動するという姿勢は社会人となった今、役立っています。

食品安全工学科 マルハニチロ株式会社

篠原 優斗 さん2020年  食品安全工学科 卒業
何としても内定を勝ち取る!
就活ではモチベーションの
維持に努めた
高校時代、母がつくるお弁当にマルハニチロの「照り焼ソースの鶏マヨ!」がよく入っていました。就職活動が始まり説明会や面接に参加していたとき、ふと目にしたのがマルハニチロのゴロマーク。記憶がよみがえり、何としても内定を勝ち取りたいと強く思いました。それでも、慣れないスーツを着て、慣れない場所に出向く就活には、忍耐力が必要。モチベーションを維持しなければ良い結果は生まれません。そこで実行したのは、辛いこと1つに対して、癒しを1つ与えること。癒しとは、私の場合は大好物のラーメンを食べることでした。これは今も変わらず実践しています。

生命情報工学科 三菱電機エンジニアリング
株式会社

藤井 志保 さん2022年  生命情報工学科 卒業
挫折を機に、真剣に将来を思案
社会インフラに絞り就活を進めた
3年次の3月に4社受けて、うち3社に落ちて自信をなくしました。これをきっかけに、より真剣に将来を考えるように。そこで興味を持ったのが社会インフラの仕事でした。人々の暮らしに欠かせないもの携わることで、人に役立っている実感が持てると思ったからです。挫折を機に、就活の方向性を明確にできたというわけです。今は充実した日々ですが、学生に戻りたいと思うこともありますね。学生時代で一番大事なのは友達だと思います。社会人になると予定が合わず、皆で集まるのが難しくなります。勉強や就活とともに、学生のうちに友達との交流を楽しんでください。

人間環境デザイン工学科 パナソニックホームズ和歌山
株式会社

寺嶋 千晶 さん2020年  人間工学科 卒業
学生時代の学びを活かして
インテリアコーディネーターに
ハウスメーカーの設計部でインテリアコーディネーターを務めており、大学で学んだパース図法やCADの操作が仕事に活かせています。学生時代は社会に出てCADを使うと思っていませんでしたが、頑張って学んでおいて良かったと感じています。社会に出て、学生との違いを感じるのは責任の大きさです。これはアルバイト経験からは想像できないこと。ストレスを感じる日もありますが、そこは切り替えが大事。勤務時間はしっかりと働き、退社後はプライベートを充実させようにします。皆さんも学生時代からオンオフの切り替えを習慣づけるといいでしょう。※2017年4月人間環境デザイン工学科に名称変更

医用工学科 近畿大学病院

小坂 美穂 さん2019年  医用工学科 卒業
他職種や患者さんと
多く接する仕事
ぜひコミュニケーション能力を
高めてほしい
大学受験時は医療機器に携わる仕事がしたいと漠然と思っていました。入学後、臨床工学技士の仕事内容を知り、医療機器の中でも高度な専門知識を必要とする生命維持管理装置を扱うことに興味を持ちました。決心がついたのは4年次の病院実習のとき。医療現場で働く臨床工学技士の仕事を間近で見て、先輩方の話を聞き、病院で働きたいと強く思いました。医療職に求められるのは知識・技術に加え、コミュニケーション能力です。他職種や患者さんと接する場面が多くあるからです。ぜひ学生時代に多くの人と関わり、コミュニケーション能力を高めてください。

大学院 生物理工学研究科 和歌山県庁農林水産部

十川 太輔 さん2020年  生物理工学研究科
生物工学専攻 修了
就職活動で大事にしたい
「成長できるかどうか」という視点
学部生時代は生物工学に関する幅広い講義を受講し、生命工学と農学の勉学に励みました。3年次には細胞工学研究室に入り、苔類ゼニゴケから見えてくる受精のしくみについて研究。より専門分野を突き詰めたいと、大学院に進学しました。研究をベースとする学生生活でしたが、ボランティアや学生消防団などの活動を通して社会とのつながりも大事にしてきました。皆さんも、学生のうちにしかできない多方面のつながりを大切にしてほしいと思います。就職活動は大変だと思いますが、「成長できるかどうか」という視点で応募先を選んでみてはいかがでしょうか。

大学院 生物理工学研究科 トヨタ自動車株式会社

坂東 賢 さん2022年  生物理工学研究科
生体システム工学専攻 修了
自動車の骨格部分の
開発・設計に携わる日々
大学時代に得た知見は
大いに役立っている
大学院では修士論文の執筆のほか、国内学会、国際会議などでの発表をめざして日々研究活動に取り組んでいました。研究室の仲間との交流も含め、公私ともに充実した大学院生活でした。現在は、自動車のボディーと呼ばれる骨格部分の開発・設計に携わっています。普段、皆さんが目にしている内外装をはじめ、目に見えない内部部品についても、安心安全な自動車をお客様に届けられるよう開発業務に勤しんでいます。学生時代は材料力学を元とした、複合材料に関する研究に取り組んでいました。ここで得た知見は、開発の現場にいる今、大いに活かされています。