近畿大学 生物理工学部

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オープンラボ開催近畿大学 先端技術総合研究所 公開シンポジウム Science Tour

公開シンポジウム2012


公開講座

■場所:和歌山リサーチラボ(1F大会議室)
    [海南インテリジェントパーク内]

■受付:12:00〜

■開講:12:30〜14:45

定員90名
12:30〜12:40 開会挨拶
先端技術総合研究所 所長 細井 美彦
12:40〜13:25 小型げっ歯(ネズミ)類における
効率的な繁殖技術の開発にむけて

生物工学技術研究センター
講師 安齋政幸
 現在、世界で確認されている哺乳類約5,000種以上のうち約21%の種が絶滅の恐れがあると報告されている。哺乳類の中で一番多い生物種のげっ歯類は、開発による里山や河川の分断化に伴い生息地の減少や集団の小規模化に伴い近親交配により遺伝的多様性が損なわれる恐れがあり、生息域の環境保全と共に野生のげっ歯類の生理機能や遺伝的多型に関する研究が行われている。一方、通常の繁殖活動でその種を保存することができない小集団では、遺伝的多様性の確保と遺伝的均一化の回避方法として、人工繁殖技術が期待されている。しかしながら、実験動物における遺伝資源の保存・活用で実用化している生殖工学・発生工学技術である受精卵や配偶子(精子や卵子)などの生殖細胞の操作技術は、野生の小型げっ歯類においては充分に確立されていない。今回の講演では、げっ歯類の遺伝資源の保存および繁殖能の低いマウスにおける効率的な個体作製技術について当研究所において開発された知見について紹介いたします。
13:35〜14:20 ガン発生の謎にせまる
〜遺伝子とガンのかかわり〜

生物工学技術研究センター
講師 田口善智
 ガンは我が国における死因の第一位であり、我々の命をおびやかす深刻な病気です。近年、遺伝子工学の進歩により、ガンは生命の設計図とも言うべき遺伝子の異常により引き起こされることが明らかにされてきました。
 ヒトの体は約60兆個もの多くの細胞から成り立っています。それぞれの細胞は、周囲の細胞と協調し、複雑な器官や臓器を形成するとともに、必要なときに必要なだけしか増殖しないよう厳密に制御されています。しかし、人体を構成する細胞において重要な遺伝子に異常が生じると、細胞は周囲と協調できなくなり、無秩序に増殖するようになります。これがガン細胞であり、ガン細胞が増殖して正常な細胞の機能を妨害するようになると生命が危険にさらされることになります。
 今回の講演では、ガン化に関係する遺伝子とはどのようなものなのかを中心に、ガンがなぜ生じるのかについて解説を試みたいと思います。
14:20〜14:45

質疑応答

14:45 リサーチラボから研究所に移動

オープンラボ

■場所:近畿大学 先端技術総合研究所
    [海南インテリジェントパーク内]

■時間:15:10〜17:00

申込不要
15:10〜15:15 挨拶
ロボット工学・技術センター長 栗山 敏秀
15:15〜17:00

ポスターセッション

若手研究者による公開成果発表会

15:20〜17:00

こども科学体験教室
「リモコン操縦ロボットで勝負しよう!」

対象:小学生・中学生

※先着24名(当日14:40から整理券をお渡しします。)

ロボット工学・技術センター
教授 栗山敏秀/講師 久保田均/講師 土井誠

リモコン操縦の昆虫型ロボットを作ります。操縦方法をマスターして競争させましょう。
15:20〜17:00

展示コーナー(1)
「生活を支援する装置・システムの研究開発事例」

ロボット工学・技術センター 准教授 北山一郎

 人間支援ロボット研究室では、「介助犬ロボット」と名付けたプロジェクトのもと、人間の身の回りの世話をするロボットの開発をスタートさせました。今回は、同ロボットに指示を出す入力装置の研究事例(呼気マウス)の展示・デモを行います。また、身体に装着して歩行を助けるプラスチック装具に関する実験装置や、以前に開発した義足についても同時に展示します。
15:20〜17:00

展示コーナー(2)
「足が弱くなった人や、体の不自由な人の生活を支援するロボット」

ロボット工学・技術センター 准教授 渡辺俊明

 車椅子ではなく、ロボットにまたがるような乗り方をして、ベットからロボットへの乗り移りを容易にしたり街へのお出かけを支援する自律犬型歩行ロボット。脳卒中などで半身不随になった人の、手指リハビリ運動を支援するロボットです。理学療法士がロボットを装着した患者さんの手指を動かし運動を教示し、患者さんはロボットを自宅に持ち帰り、教示された運動を再生しリハビリ運動を毎日家庭で出来るようにします。
15:20〜16:05 ミニレクチャー(1)
「病原菌はコケ植物が大嫌い?病原菌に対するコケ植物の不思議!」

植物センター 助教 瀧川義浩
 植物も人間と同じようにカビ、細菌あるいはウイルスに感染して病気になります。でも植物のなかでコケ植物は少し特別な、「何か?」があるようです。その「何か?」とはなんでしょうか。これまでの研究結果からその「何か?」を紹介したいと思います。
16:15〜17:00 ミニレクチャー(2)
「和歌山県の天然記念物のキイシモツケは独立の種といえるか:DNA塩基配列および葉の形態の比較による検討」

生物工学技術研究センター 客員教授 泉井桂

 キイ(紀伊)シモツケは龍門山(紀の川市)などの蛇紋岩地帯に隔絶して自生するコデマリに似た低木である。かつて岩出の小川由一によって発見(1918年)され新種とされたが、近年は形態の比較に基づきトサ(土佐)シモツケとともにイワシモツケの亜種とされている。

16:15〜16:45 ミニ講義
「介助犬ロボットを育てる」

ロボット工学・技術センター 准教授 中川秀夫

 手足に障がいをもつ方の日常生活を手助けする介助犬の希望者は、国内に1万5千人と推計されていますが、その実働頭数は現在わずか50頭余りです。介助犬は、1年近い訓練期間と数百万円の費用がかかるのに働ける年数は長くても10年弱で、人の生涯には数頭必要です。そこで、介助犬の仕事を代行するロボットである「介助犬ロボット」の開発に取り組んでいるので、その研究の一部を紹介します。


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