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研究概要

はじめに

 生物に起こる様々な病気には、遺伝的な要因が関係していることが明らかにされつつあります。診断や治療の研究をするために、現在、遺伝子の機能解析が重要な課題となっています。この遺伝子機能を個体レベルで解析できる遺伝子改変マウスの開発が進んでいます。さらに、これら開発された疾患モデルマウスは膨大な系統が樹立されており、飼育スペースや労力、災害時への対応など、生体での系統維持があらためて見直されようとしています。
 私たちは、この膨大な数にのぼる系統を、生殖細胞(胚・配偶子)を用いた「成熟・受精・胚発生・系統保存・個体産生」による、遺伝資源の収集と評価方法の開発を検討しています。また、この技術を希少な小型げっ歯類(野生マウス)への応用を検討しています。さらに、これらの技術開発は、近年では生殖補助医療分野においても重要な課題でもあります。
 このように私たちの研究室では、胚・配偶子の操作技術を基盤構築として、効率的な受精操作法の開発および生殖細胞の遺伝資源の保存と初期胚の発生に至る諸要因を探究しています。

         具体的な研究は、どのようにおこなっているのかな? 詳細はこちらから。


研究テーマ

・効率的な系統保存のためのマウス胚ならびに配偶子の保存技術の開発
・マウス卵巣から回収された未成熟卵子の体外成熟操作の改善と体外受精操作の検討
・透明帯穿孔処理卵子を用いた低受精能を呈するマウス 系統での効率的な受精方法の検討
・顕微授精操作による産子獲得の効率化の検討
・体細胞クローンマウスの作製支援技術の開発
・動物組織による遺伝資源および研究資源としての有用性の検証


卒業研究

おもな卒業研究テーマを抜粋
・C57BL/6マウスの未成熟卵子を用いた体外成熟における発生能の検討
・体外成熟培地がマウス体外成熟卵子における細胞内活性酸素種への影響
・マウス体外成熟培地を用いたL-カルニチン添加における初期胚発生の検討
・マウス体細胞核移植胚の発生能と形態に関する研究
・マウス体外成熟卵子を用いた産子作出方法の改善と母性制御機構が発生に与える影響
・生態系保全に向けた野生マウスを用いた遺伝資源保存技術の検討
・有用遺伝資源の獲得に向けた各動物筋肉組織由来体細胞核を用いた発生能に関する研究    他、
             


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近畿大学先端技術総合研究所
生物工学技術研究センター
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