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過去の研究活動

  

国内最年少2年連続更新。学部生がクローンマウス作製成功。

近畿大学先端技術総合研究所・生物工学技術研究センターで学ぶ近畿大学生物理工学部遺伝子工学科の4年生(当時)、 西山有依さんがクローンマウスの作製に成功しました。クローンマウスの作製には、極めて高度な技術が求められます。 同学部では2007年6月にも、当時学部4年生の森田真裕さんが先端技術総合研究所にて、クローンマウスの作製に成功し、平成20年度文部科学大臣表彰科学技術賞を授与されています。
経験豊富な研究者でも成功率「2%」の難関
クローンマウス作製では、1)メスから卵子を取り出す 2)卵子から核を除去する 3)除核した卵子にドナー細胞の核を注入することで作製した「クローン卵」を、 メスの子宮内に着床させます。この着床の定着率の低さが大きな課題の一つとなっています。また、クローン研究では、 クローン卵の取り扱いなど基礎的な実験技術を身につけるだけで1年近くかかるうえ、発展途上の技術であるため、経験豊富な研究者でも成功率は2%程度にとどまるとされています。
最先端の研究機関と学部がコラボ
学部生によるクローンマウス作製成功が相次いでいる背景について、森田さんと西山さんの指導教員である三谷匡教授は 「体細胞クローンマウス作製では、動物管理から処置、顕微鏡操作など生殖工学に必要な技術全般について極めて高いパフォーマンスが求められます。 これまでも先輩の大学院生たちが成功してきましたが、安齋准教授が中心となって先輩たちとともにこうした環境を作り上げてきた積み重ねの結果だと思います」と語っています。 先端技術総合研究所では、近畿大学生物理工学部と緊密な連係を取りながら教育・研究を進めています。こうした成果は、 生物工学で国内最先端の研究水準を誇る先端技術総合研究所の充実した設備を駆使し、優秀な研究スタッフの指導を受けられる教育プログラムのおかげといえるでしょう。

床ズレ防止ベッド:商品化に向け開発中

現在、本ベッドはATCエイジレスセンター(大阪)にて、お客様の声を聞くため、展示・評価をしています。 現在実用化されているものは、ほとんど空気圧方式ですが、
1.身体に過度に密着することなく体圧分散ができる。
2.モジューラ構造とモータ制御により、
・ベッドの昇降にかかわらず、首筋から足先まで身体にあった体圧分散ができる。
・モジュールの組合せで種々のベッドに対応できる。
等の特徴があります。
現在、商品化を目指して、民間会社と協力して開発を進めています。

初めて見るたんぱく質の働くかたち。最先端の高圧力技術で、たんぱく質研究の新領域を切り拓く

高圧力蛋白質研究センターは、平成19年度学術フロンティア推進事業「高圧力を利用する蛋白質の動態解析」の採択にともない発足しました。 当センターでは、たんぱく質に圧力をかけて原子の信号をキャッチする独自の技術である「高圧NMR法」などによって、 たんぱく質の姿かたちの変化を観測します。それにより、たんぱく質の機能発現のメカニズムなどの原因の解明を目指しています。 また、深海に住む生物の圧力耐性の謎を解き明かしたり、高圧力下での酵素分解を利用した食品の加工などの圧力応用技術の開発も行なっています。

世界初!ホウレンソウブタ誕生。名前は「オリーブ」。

生物理工学部遺伝子工学科の研究グループが、ホウレンソウの遺伝子を豚に組込み、 食べ過ぎると高血圧・高コレステロールなどをまねく動物性脂肪酸をヘルシーに改善させることに成功しました。 大型動物に植物の遺伝子を入れ、狙い通りに働くことが確認されたのは世界で初めてという快挙です。この研究成果は、 全世界の著名な科学研究をカバーし、最先端のレポートを掲載する自然科学系学術雑誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」にも取り上げられました。 現在、この遺伝子を組み換えた動物は、5世代に渡り子孫へも安定して導入遺伝子の伝達が確認され、その安全性を様々な角度から検証しています。 今後、食用を目的とした遺伝子組換え動物の開発に新たな可能性を開く成果として、狂牛病(BSE)などの問題を抱えているヨーロッパをはじめ、世界的に注目されています。 ホウレンソウの遺伝子を持つ豚は、ホウレン草を食べて怪力を発揮する有名なアニメ「ポパイ」から、『オリーブ』と名づけられました。

近畿大学先端技術総合研究所

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