本文へスキップ

所長あいさつ


先端技術総合研究所 所長 
細井 美彦 教授

 近畿大学先端技術総合研究所は、生物理工学部(生物工学科、遺伝子工学科、食品安全工学科、システム生命科学科、人間工学科、医用工学科)を軸に医学部、薬学部、農学部、附属農場、水産研究所など関連学部・研究所との共同研究施設として、平成8年度に文部省(現、文部科学省)の科学技術振興策「私立大学ハイテクリサーチセンター」の1つに選定され、「生物理工学研究所」として設立されました。当時の所在地は、和歌山県海南市の海南インテリジェントパークで国内トップレベルの研究機器を備え、発足いたしました。
 平成13年4月には、研究所の名称を先端科学技術の進展に寄与するという設置目的にふさわしく、名称を「近畿大学先端技術総合研究所」とし、バイオテクノロジーを用いた花卉の種苗生産や新品種改良を目的とする「植物センター」が加わりました。
 平成14年4月には、バイオテクノロジー全般の技術を駆使して、新たな生物資源の生産を目指す「生物工学技術研究センター」を設置し、さらにメカトロニクス・バイオミメティックスの研究を行う「ロボット工学・技術センター」が設置され、先端技術総合研究所のセンターの体制が整いました。
 さらに、同年11月には近畿大学と日本農産工業株式会社とのジョイントベンチャー会社「ジーンコントロール株式会社」が本研究所内に設立され、本研究所はますます発展を遂げることとなりました。
 主な研究内容は、前述のとおりですが、特に和歌山県において大型動物の遺伝子組換え技術を用いてホウレンソウの遺伝子を導入し、ヒトの健康に良い脂肪を作り出すブタを開発できたことは、世界に誇る優れた業績と評価されました。この年には、文部科学省21世紀COEプログラム研究教育拠点に選定されたことも、特筆すべき成果でしょう。
 さらに、平成19年度には文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業において、「高圧力を利用する蛋白質の動態解析」が採択されたことに伴い「高圧力蛋白質研究センター」が紀の川市の生物理工学部内に設置されました。
 最近のトピックスとしては、平成20年6月に当時の生物理工学部遺伝子工学科4年生の西山有依さんが、経験豊富な研究者でも成功率2%程度といわれる3つ子クローンマウスの作製に国内最年少で成功、という快挙を成し遂げたことです。また、約1万年前に絶滅したマンモスをクローン技術で復活させる計画に本格的に取り組んだり、絶滅危惧動物を復活させようとする『孫悟空プロジェクト』を新たにスタートさせました。
 今後も本研究所は和歌山県にある先端技術を備えた研究施設として、ますます研究の発展と地域の貢献を目指し、邁進してまいります。

近畿大学先端技術総合研究所

〒642-0017
和歌山県海南市南赤坂14-1

TEL (073)483-7887
FAX (073)483-7717