研究室紹介

2.食品機能学研究室

 食品機能学とは、食品がもつ機能を明らかにする学問です。一言に食品の機能と言っても、そこには、栄養素としての機能、味や色や香りなどの食べることを楽しませてくれる機能、さらに健康増進のための機能などが含まれます。一般的に食品には、多種類の化合物が含まれており、それぞれの化合物の機能の集合体として、多面的な食品の機能が構成されています。食品機能学研究室では、食品に含まれる様々な化合物の機能について明らかにし、それを人々の暮らしに役立てるための研究を展開しています。

◆ 果実類由来の食品機能性成分の利用技術の開発(主に尾崎グループ)

 果物は私たちの食卓に彩りを添え、食生活を豊かにしているだけではなく、健康の維持にも重要な役割を果たしています。果物が持つこれらの機能を、最大限発揮させるためにはどうすればよいか、果実の生育過程や加工過程での機能性成分の変動を詳しく調べることで、その答えを見いだそうとしています。得られたデータは、既存の農産物やその子加工品の品質の向上に活かされるとともに、新しい加工技術の開発にも利用されています。

◆ 食品成分による糖代謝、脂質代謝の制御(主に岸田グループ)

 栄養素(糖質、脂質、タンパク質など)、非栄養素(ポリフェノールなど)を問わず、新たな機能性の解明に取り組んでいます。マウスやラットを用いた動物実験により、食品成分が糖代謝や脂質代謝に与える影響を研究しています。肉よりも魚を食べることが健康的なイメージがありますが、これは魚のあぶらの機能に由来します。しかし、この魚のあぶらの機能は、肉のあぶらを摂り過ぎている状態においてのみ健康増進効果として発揮されます。機能性をアリ・ナシとして解明するのではなく、どのような状態のときに何をどのくらい摂取すればよいのかという視点で研究に取り組み、食生活に役立てることを目指しています。




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