研究室紹介

5.食品保全学研究室

 食品保全学研究室では、園芸食品(果物、野菜、カットフルーツ、カット野菜)を主な対象とし、食品の品質と安全性を確保する研究として、「微生物制御を基にした安全で高品質な食品の開発」と「園芸作物の生理を基にした品質制御技術の開発」に取り組んでいます。
 

 ◆ 微生物制御を基にした安全で高品質な食品の開発

 微生物の遺伝子解析から食品個体の品質測定を網羅することで、青果物栽培中の微生物制御(農業用水や農薬溶液の微生物的安全性のための塩素殺菌やエタノール消毒技術)、カット青果物製造中の微生物制御(人と環境に優しい化学的殺菌技術、熱や高圧力による物理的殺菌技術、微生物の拮抗作用を利用した生物的殺菌技術、酵素剥皮による微生物的安全性の高い新規カットフルーツ“ベビーパーシモン®”)および食品の貯蔵・流通中の微生物制御(高二酸化炭素ガスを通気またはフィルム充填する貯蔵・流通技術)を実現しています。これらは、それぞれ青果物栽培中の衛生管理法(GAP)、カット青果物製造中の衛生管理法(HACCP)およびそれらの貯蔵・流通中の衛生管理法(GDP)の確立に繋がる研究です。
 


 ◆園芸作物の生理を基にした品質制御技術の開発

 園芸作物(果実および野菜)の生理現象とそのメカニズムを明らかにすることにより,収穫後の果実、野菜の品質を高品質のまま保持する技術の開発に取り組んでいます。特に、植物細胞壁に注目し、細胞壁の分解/再構築に関与する酵素タンパク質や細胞壁構成多糖類の構造から果実、野菜の品質向上につながる研究を進めています。また、収穫後だけでなく、栽培技術に関しても病害抵抗性育種、新規素材を用いた栽培技術への応用を目指し研究を進めています。


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