研究室紹介

 6.動物栄養学研究室 

 動物栄養学研究室では、家畜・家禽(牛、豚、鶏など)、実験動物(マウス、ラット、ゼブラフィッシュなど)、畜産物(牛肉、豚肉など)を用いて、栄養代謝や畜産物の品質の研究を行っています。

 ◆ 栄養による肉質制御法、肉質評価技術で高品質畜産物を開発(主に入江グループ)

 給与飼料は肉などの畜産物の品質に大きな影響を及ぼします。特に、食品残さ由来の飼料であるエコフィードを与えると低品質な肉が生産されるのが一般的です。食品残さは、食品供給量の1/4と膨大で、また廃棄処理に石油が消費されるので、飼料化が推進されています。エコフィードの利用は食料自給率を高め、環境問題や世界の食料事情にも影響します。我々の研究室では低品質肉の抑制技術のみならず、エコフィードを用いて高品質な豚肉生産(霜降り豚肉)技術の開発に成功し、さらなる研究を続けています。また牛肉などについても霜降りだけでない新たな肉質特性を有した肉生産の研究を行っています。さらに、我々が先駆的に研究している光を用いた迅速かつ安全な肉質評価技術は既に普及しはじめ、産からも発展を期待されています。いずれも産官学の研究機関等と協力しながら研究を進めています。 

 ◆肥満と戦う(主に白木グループ)

 高カロリーの食事・運動不足により肥満人口が増えています。我々は肥満解消への糸口を探るため、分子生物学、生化学、細胞生物学、分析化学等の技術を駆使して研究を行っています。エネルギー代謝の観点から、脂肪細胞への脂肪蓄積の機構を中心に研究してきました。脂肪細胞の分化誘導、脂肪蓄積をコントロールするPPARgと呼ばれる核内受容体に着目し、その活性を制御する新しい化合物の探索、その作用機構などについて明らかにしてきました。また、肥満を食欲の問題としてとらえ、中枢性の肥満の機構を探ると共に、薬品や食品成分による食欲のコントロールを目指して研究を進めています。さらに、運動がなぜ肥満・糖尿病などの生活習慣病に良い効果を示すのか?そのメカニズムを探ることで、運動に代替する薬品や機能性食品の開発を目指しています。
 

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