平成23年11月7日(月)、吉田 久准教授が参画されている 文部科学省都市エリア産学官連携促進事業「ユビキタス生体計測ヘルスケア・デバイスシステムの開発」における 「妊婦見守りヘルスケアシステムの開発」 の成果が産経新聞の1面に掲載されました。
 近年、産婦人科医の減少が社会的な問題の一つとなっていますが、突然起こる妊娠異常を発見するには定期検診だけでは困難が伴うなどの問題もあり、安心して出産できる医療システムの充実が望まれています。
 吉田准教授は、奈良県立医科大学らと共に、文部科学省から支援を受けて新たなセンシング手法を用いた在宅生体計測による妊婦見守りシステムの開発に取り組んでおり、最先端の信号処理技術を駆使して、母体心電位と胎児心電位を分離することに成功しました。妊婦が着用する腹帯に特殊なセンサーを取りつけ、このセンサーにより検出された妊婦の腹部表面の電気信号をインターネット経由で医療機関のサーバに転送します。医療機関では、吉田准教授らが開発した信号解析手法を用いて分析を行い、母体心電位と胎児心電位を分離することで、妊婦の心電図と胎児の心電図と得ることが可能となりました。
 このシステムは株式会社プロアシストの手によってハードウェア化も実現されており、今後3年以内に実用化される見通しです。高齢出産などのリスクが高い妊婦が増えている昨今、このような「生命のためのシステム」が高く評価されています。



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