臨床現場で医療機器を取り扱う現役の臨床工学技士は、現在約1万人(有資格者は約2.6万人)といわれています。病院における医療機器の操作・保守点検・管理のスペシャリストとしての臨床工学技士の需要はますます高まるばかりです。また一方で、高機能な医療機器や新しい生体材料などの開発に携わる優れた医用工学技術者の養成が急がれています。

医用工学科では、情報工学、電気・電子工学、機械工学、材料工学などの高度な工学の専門知識と、基礎医学・臨床医学に関する基礎知識を効果的に融合させるカリキュラムを編成しています。これらを通して、医療機器の動作原理に関連する工学の知識と治療対象となる人体の構造や機能、主要疾患の成因や病態を総合的に学びます。また、工学・医学分野の学修を経て、医用工学系科目を修得することで、先端医療機器の設計エンジニアとしても十分通用する専門知識を身に付けます。豊富な実習・演習を通して医療機器や治療技術の開発に必要とされる工学的思考力を培い、医療現場で必要とされる実践的技能を修得します。

医用工学科では卓越した工学的なセンスと倫理観を持った臨床工学技士、高度な医学的知識を持った医療機器の開発技術者として、これからの医療を支える「医療人としてのエンジニア」の育成を目指します。