近畿大学生物理工学部からのキャンパスレポート

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津波救命艇の開発に参加!

2013年03月21日

こんにちは。BOSTです。

みんな知ってる?
津波被害の教訓から『津波救命艇』というものが開発され、
試験が実施されているらしいよ。
この『津波救命艇』は、字のとおり、
津波が起こったときに、これに乗って命を守るものなんだ。

国土交通省四国運輸局がこの津波救命艇の開発を
進めているんだけど、3名から構成される技術委員会の
委員として参加している、
近畿大学生物理工学部人間工学科の渋江唯司先生が
技術面から開発を支援しているよ。

平坦で高台への避難が困難な地域に住む方や、
素早く避難することが難しいお年寄り、
ケガをしている人、小さな子どもなどを対象として、
津波から命を守るための避難方法の一つとしての
津波救命艇の開発を行っているんだ。
2012年11月から、実際に津波救命艇を設計・試作して、
性能を確認する作業が行われ、先日、35人乗りの
試作艇が完成したんだ。

主に検討されている項目は、
① 津波に流されてがれきや建物などに衝突した際の衝撃に、
艇体、乗っている人が耐えられるようにする。
② 転覆してもひとりでにもとに戻る。
③ 救助されるまで生き延びることができる。
の3点で、検証のために実艇の落下実験や転覆実験が行われたよ。

渋江先生は、電車・バスに乗車している高齢者を対象に、
衝突による転倒と骨折に関する研究を行っているんだけれど、
これまでの研究成果を活かして、
衝撃を受けるときの衝撃の緩和方法や、
人の体に及ぼす傷害の評価方法などについて
アドバイスを行ったんだ。

試作艇の完成を受けて、3月12日には、
南海大地震で大きな被害が予測される高知市で
実艇の展示会が技術委員も参加して行われ、
展示会には幼稚園児や障がい者を含む
幅広い参加者がいたんだ。
たくさんの人が、この開発に関心を持ってくれているんだね。

みんなも一緒に人に役立つ研究をしてみない?
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