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教育方針

近畿大学学園の「建学の精神」と「教育の目的」

近畿大学学園の建学の精神は、「実学教育と人格の陶冶」です。この建学の精神を具体的に実践するために「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」を教育理念に掲げています。この建学精神と教育理念に基づいて、「広い教養に裏打ちされた人格とチャレンジ精神をもって未来を志向しつつ、実践的学問すなわち実学の発展に貢献することのできる人材を育成」して、社会に送り出すことに全力で取り組んでいます。

本学の各学部・大学院及び各学校は、それぞれの人材育成目標に沿って、特色あるカリキュラムを用意し、充実した教授陣が、質の高い教育を提供しています。

学生の皆さんには、上記の建学精神と教育理念を理解していただき、本学園で、本当に優れた友人・先輩・教員や夢中になれる学問に出会い、美しいものに打たれ、豊かな教養と専門的知識を身につけ、各人固有の才能を見出し、自分に最もふさわしい将来設計をされることを願っています。

近畿大学の教育方針(アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー)

本学は、「未来志向の実学教育と人格の陶冶」を建学の精神とし、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」を教育理念として掲げてきました。この「建学の精神」と「教育理念」は、知識基盤社会へ転換しようとする21世紀の日本において、いっそう必要とされる理念であると自負します。

本学が、総合大学として各学部の特色を生かしながら、共に手を携えて目指そうとしているのは、「実学教育」と「人格の陶冶」の融合です。真の「実学」とは、必ずしも直接的な有用性を志向するだけではなく、その事柄の意味を学び取ることを含みます。現実に立脚しつつも、歴史的展望をもち、地に足をつけて、しなやかな批判精神やチャレンジ精神を発揮できる、創造性豊かな人格の陶冶を志向するものです。「自主独往の気概に満ち」、生涯にわたって自己の向上に励み、社会を支える高い志をもつことが「人に愛され、信頼され、尊敬される」ことにつながります。このような学生を社会に送り出すことが、これからの時代に、本学が目指す社会的使命であります。

アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)

本学の「建学の精神」と「教育理念」に共感する入学者を国内外から広く受入れます。

  1. 本学が求める基礎学力と倫理観を備える人。
  2. 謙虚に学ぶ姿勢を有するとともに、自ら課題を発見し解決していく意欲にあふれる人。
  3. 「人に愛され、信頼され、尊敬される」前に、まず人を愛し、信頼し、尊敬することのできる人。
  4. 社会のニーズに対応できる実学や教養及び国際性を身につけたい人。
  5. 自分の得意分野を伸ばし、社会に貢献したいと考える人。

カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)

本学は、「建学の精神」と「教育理念」を実現するために、「共通教育科目」と「専門教育科目」を2本柱として、各学部学科の特色を生かしたカリキュラムを提供します。また、ボランティア、インターンシップ、各種資格取得講座などのプログラムを展開し、全教職員が、学生の学問的、人間的成長とキャリア形成を支援します。さらに、生涯学習社会実現のために、学生と社会人と教員が共に学び合う機会を提供します。

  1. 入学者の基礎学力の確認と向上を図るプログラムを提供します。
  2. 専門教育に携わっている教員が教養教育(共通教育科目)に参加して、実学(専門教育)と教養の連動ないし融合を視野に入れた授業を提供します。
  3. 「専門教育科目」においては、社会のニーズに対応できる教養に裏打ちされた専門性を高める工夫を進めます。
    また、必要に応じて他学部との単位互換制度等を活用し、複眼的な専門性の育成に努めます。
  4. さまざまな国際分野で活躍できる人材を養成するために、国際スタンダード教育への参加を進めます。
  5. 産学連携を推進し、生きた実学教育の充実を図ります。
  6. 社会人の学びの場(リカレント教育)を充実し、生涯学習社会の実現に貢献します。
  7. 学生の資格取得のために、学部横断的な取り組みを展開します。
  8. ボランティア、インターンシップ、留学制度等を充実し、学生が地域社会、国際社会において意味のある学びを体験できるよう努めます。

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)

本学は、「建学の精神」と「教育理念」に基づいて、「深い教養と高い志をもち、社会を支える気概をもった学生を育成し、社会に送り出すことを最終教育目標」としています。厳格な成績評価を行い、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学位を授与します。卒業までに身に付けるべき資質を以下に示します。

  1. 大学での種々の学びを通じて、「人に愛され、信頼され、尊敬される」人格へと自らを成長させ続ける自己教育力を培っていること。
  2. 問いながら学ぶ「学問」習慣を身に付け、専門領域における知識・技能を修得し、それらに裏打ちされた探究心と社会貢献への使命感に目覚めていること。
  3. 専門領域における課題の意味を、広い歴史観や深い人間観の中で位置づけようとする教養を、身に付けていること。
  4. 異質な価値や文化を理解し、自国の伝統や文化の意味を再発見する国際感覚を、身に付けていること。

生物理工学部の教育方針(アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー)

アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

生物理工学部は、近畿大学建学の精神に則り、生命科学と理工学の学際的分野で、系統的な基礎科目の教育と学科毎に高度な専門教育を実施して、社会に貢献できる多様性を持つ優れた人材を育成します。 このために、次のような入学者を広く受入れます。

  1. 各学科での履修に必要な基礎学力を十分に有している人。
  2. 自然科学と最先端の科学技術に広く関心を持つ人。
  3. 将来の目標を定め、強い意志を持って勉学を志す人。
  4. 能動的に学ぶ姿勢を有している人。
  5. 幅広い視点から論理的に課題を解決していく意欲にあふれる人。
  6. 高い倫理観を持って謙虚な姿勢で社会に貢献しようと志す人。
  7. 他者との関わりを大切にし、コミュニケーション能力を高め、社会に飛躍しようとする人。

また、生物理工学部に入学するまでに、各教科において高等学校卒業相当の学力を有するとともに、次のようなことを身につけていることが望まれます。

国語: 国語を適切に用いて自分の考えを的確に伝える能力と、文章を論理的に正しく読み解く能力
外国語: 英語を用いて情報や考えなどを理解し伝える基礎的な能力と、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度・姿勢
数学: 数学における基本的な概念や原理を理解し、数学的な見方や論理的な考え方を身につけて、積極的に活用する能力
理科: 自然に対する関心や探究心があり、観察や実験などを通じて、人間と自然のかかわりや生物とそれを取り巻く環境について総合的に考察する能力
地歴・公民: 世界の生活・文化の歴史的・地域的特色について理解し、社会の一員として主体的に生きる自覚と資質

上記の生物理工学部が求める入学者を選抜するために、一般入試・推薦入試のほか大学入試センター試験を課するC方式・PC方式を実施します。
推薦入試では、個別学力試験として英語と選択科目(数学・理科から1科目選択)を課し、高等学校での学習達成度を測ります。一般入試は、前期(A日程)、前期(B日程)、後期の3つがあり、それぞれ個別に学力試験として英語、理科、選択科目(数学・国語から1科目選択)の3科目を課し、基礎学力と論理的思考力を測ります。C方式(前期・中期・後期)では大学入試センター試験の英語、国語、数学、理科から2科目あるいは3科目を課し、基礎学力の学習達成度を測ります。PC方式では、大学入試センター試験の英語、国語、数学、理科より高得点科目として3科目[PC方式(前期)]あるいは1科目[PC方式(後期)]を利用し、本学の個別学力試験を加えて、自然科学に関する幅広い知識と論理的な課題解決能力を総合的に評価します。
また、近畿地方を中心に本学部の選定基準に達する高校を対象として指定校推薦入試を行い、面接により、自然科学に対する高い関心・学修意欲、論理的思考力、表現力などを総合的に判定します。
生命情報工学科と人間環境デザイン工学科については、専門高校、専門学科・総合学科等の学科を対象とする推薦入試を行っており、小論文と面接により、学修意欲、論理的思考力、特別活動・課外活動などを総合的に判定します。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

生物理工学部は、21世紀の社会が直面する「食糧」、「医療・福祉」、「人間生活の環境」における学際的分野の課題を自ら発見し解決できる人材を育成するためアクティブラーニングを含めた以下のようなカリキュラムを提供しています。

共通教養科目

幅広い知識と深い洞察力を培い、高い倫理性を育み、豊かな人間関係と確かな主体性を確立するために、調和の取れた教養教育を実施します。さらに、課題設定及び問題解決に積極的に挑戦する意欲とその能力を、初年次教育の講義及び演習により修得します。

外国語科目

国際的な感覚や異文化を理解する能力の涵養によって、生命科学と理工学の学際的分野の広いグローバル社会で活躍できる人材を育成するため、外国語教育を重視しています。英語では、初年次から学科横断的な習熟度別の少人数のクラス編成にて基礎・基本を徹底して学ぶとともに、外国人教員によるコミュニケーション能力を養う科目を履修することで、総合的な語学能力を養成します。さらに、中国語やドイツ語等の第二外国語を学修することで、さらなる国際的な感覚を育成します。

学部基礎科目

総合的な視野から専門分野を理解し、その研究に必要な基礎知識を養うことを目的とした系統的な科目を多く開講しています。特に、理工系学生として最低限必要な基礎学力を確保するために、少人数で習熟度別のクラス編成の採用や、リメディアル教育を行うクラスの併設をしています。

専門科目

社会のニーズに対応できる豊かな教養に裏打ちされた専門性を高める教育プログラムを、各学科の人材育成目標に沿って提供します。実験・実習・演習を重視し、産学連携を推進し、生きた実学教育を実施します。また、学科の枠を超えた学際領域選択科目を設け、学際的な学術分野の専門知識を深めます。さらに、学科毎に研究室に分属して行う卒業研究では、教員や大学院生との深い相互討論によって、基礎的あるいは最先端の研究を体験し、専門知識の深化と専門技術の修得を図ります。

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

生物理工学部は、生命科学と理工学の学際的な学術分野の教育研究を通じて、地域社会ならびに国際社会と連携して人類社会の福祉と持続可能な発展に寄与できる人材の育成を目指しています。生物理工学部では、所定の期間在学し、所属学科の卒業所要単位表に記載の全ての要件を満たしている学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。卒業までに身につけるべき資質・能力を以下に示します。

  1. 生命科学と理工学の学際的分野において、高い基礎知識と技能を修得し、それらを活かした社会貢献への使命感を有していること。
  2. 21世紀の社会が直面する生命科学と理工学の学際的分野の課題に対して、論理的思考に基づく解決能力を備えていること。
  3. 独創性と創造性ある科学的発想力を身につけていること。
  4. 科学技術に対して高い倫理観を有していること。
  5. 生命科学と理工学の学際領域に関わるグローバルな課題に対応するため、俯瞰的な視野を身につけ、異文化の人々とのコミュニケーションを円滑にできる能力を備えていること。

各学科のアドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)

生物工学科

生物工学科は、生物学や生命科学における特定の分野だけでなく、広範な様々な分野の知見と技術を柔軟に取り込みながら常に自らを進化させていくことのできる人材の育成を目指しており、これを実現するため、次のような入学者を受入れます。

  1. 柔軟な考え方をもち文系理系を問わず科学の幅広い分野に深い関心を抱く人。
  2. 学びとった知識と経験をもとに未知の分野を解き明かし最先端の科学技術を開発することに熱意を持って取り組む人。
  3. 現代社会の課題解決を強く指向し、専門的な知識と技術の修得を目指し、自ら行動する人。

また、生物工学科に入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。

国語: 現代文を論理的に読解し表現する基礎能力
外国語: リーディングとライティングを中心とする基礎的なコミュニケーション力
数学: 確率・統計及び関数に関する基礎知識
物理: 熱やエネルギーなどの物理的現象に関する基礎知識
化学: 物質の構成と変化に関する基礎知識
生物: 細胞や組織、個体の構成と代謝、及び遺伝に関する基礎知識
地歴・公民: 国内外の社会情勢及びそれらの基盤となる歴史に関する素養

遺伝子工学科

遺伝子工学科は、生物理工学部の教育方針に則り、「深い教養と論理的思考を身につけ、高い倫理観を持って、生命現象の多面的・総合的探求ができる人材を育成すること」、「現代社会の医療・食糧生産・環境分野における課題設定とその解決に貢献できる人材を育成すること」を教育目標としている。このために、次のような入学者を広く受入れます。

  1. 遺伝子工学科での履修に必要な基礎学力を有し、自立的に学ぶことを強く志す人。
  2. 倫理観と論理的思考を持って、医療・食糧生産・環境分野の課題解決に貢献する意欲を持つ人。
  3. 分子レベルから個体レベルでの生命現象に対して知的好奇心を持ち、生物の持つ優れた能力の解明に挑戦する意志のあふれる人。

また、遺伝子工学科に入学するまでに、次のような教科の内容を理解していることが望まれます。

国語:基礎的な読解力、表現力、及び論理的な思考力
英語:基礎的な読解力とコミュニケーション力
数学:関数・図形に関する基本的知識
物理:運動・エネルギーなどの物理的現象の基本的理解
化学:物質の化学的性質の基本的理解
生物:細胞と生物個体の仕組みの基本的知識
社会:生命科学を取巻く社会情勢に関する基礎的知識と社会的素養

食品安全工学科

食品安全工学科は、「食品」に限らず、衣食住の「食」に関わる安全と機能について広く学ぶ学科です。食品安全工学科は、「食」について生産、保存、流通、 加工・調理、摂取、消化・吸収、代謝における安全と機能に関心を持ち、「食」に関する情報を科学的に評価して、工学的に応用できる人材を育成します。このために、次のような入学者を広く受入れます。

  1. 生産から消費まで、食の安全と食の機能に関心を持つ人。
  2. 生命科学、生命工学、社会科学などの学際視野に立った学問・技術の習得を積極的に目指す人。
  3. 「食」と食文化、世界における日本食の持つ意味など、「食」に関連する諸問題に関心を持ち、多角的な観点から社会貢献を志す人。
  4. 本学科で取得できる食品衛生管理者やHACCP管理者などの資格を活かし、食品生産、加工製造、機能性食素材の開発、食品衛生関連製品の開発などの分野に興味を持ち、勉学を志す人。
  5. 21世紀の重要課題である環境問題や持続可能な社会発展に関わる問題に興味を持ち、「食」の観点から国際的な視野を持って解決していく意欲にあふれる人。

また、食品安全工学科に入学するまでに、次のような教科・科目の内容を理解していることが望まれます。

国語: 文章の内容を的確に読み取り、自分の考えを論理的な文章にまとめる能力
外国語: 日常的な話題の読み聞きによる理解と、情報や考えを英語で伝える基礎的な能力
化学: 物質の構造や化学反応の基本的な概念や原理・法則の理解
生物: 生物や生命現象の基本的な概念や原理・法則の理解
数学: 基本的な概念や原理・法則の理解と論理的な思考力
地歴・公民: 「食」を取巻く社会情勢に関する基礎的知識と社会的素養
課外活動: 自主的かつ協調的な態度と社会貢献への興味
保健体育: 食育、「食」に基づく健康的な生活習慣の形成に関する知識

生命情報工学科

生命情報工学科は、情報科学や数学を中心とする基礎科目を修め、分子生物学や脳・神経生理学などの生物学に関する知識を学び、これらを統合した学問分野である生命情報工学を修得した技術者の育成を目的とする学科です。本学科では、以下の素養を持つ人を受入れます。

  1. 生命や生体の仕組みを解明するために、情報科学を基盤とした新たな科学技術に関心を持つ人。
  2. 生命や生体の仕組みに関する科学的な文章を正しく解釈する力を持ち、数式やコンピュータプログラムなどにより説明することに興味を持つ人。
  3. 将来、高度情報化社会を支える技術者として活躍することを志望する人。
  4. 自主的に課題を見い出し、高度な倫理観に基づいて積極的に行動できる人。

また、生命情報工学科に入学するまでに、次のようなことを身につけていることが望まれます。

国語: 論理的な表現の読解力と表現力
外国語: 基礎的な語彙と文法の知識
数学: 基本的な数式表現の理解力と論理的な思考力
理科: 生物、物理、化学についての基礎的知識と科学的な思考力
地理・公民: 国内外の政治・経済の動向を理解するための素養
特別活動・課外活動: 自主的かつ協調的な態度と社会貢献への興味

人間環境デザイン工学科

人間生活の質(QOL)の向上を目的とした、健康・医療・福祉分野における生活支援機器は、21世紀の福祉・ユニバーサル社会の構築に必須です。人間環境デザイン工学科では、それら生活支援機器や関連プロダクツ(生産品)を対象として、モノづくりの知識と、人間工学および人間を取り巻く空間に対する環境デザインの知識を融合させた先進的デザインを創造することに貢献できる技術者や技術コーディネーター及び研究者の養成を目的としています。これを実現するため、人間環境デザイン工学科は、誰もが快適で健康な生活を送るために必要とされる、人間科学を基盤とするモノづくりと環境デザインを主体的に学ぶことができ、それをもって次世代の社会を担ってゆける創造性豊かな人材を求めます。このために、次のような入学者を受入れます。

  1. 生活科学を支える人間科学、医療・福祉工学、住環境科学といった分野に興味を持ち、人間工学と環境デザインを融合させた、人と環境にやさしいユニバーサルデザインを学びたいという意欲にあふれた人。
  2. モノづくりの基礎となる知識と技術に興味を持ち、将来、研究者・技術者・技術コーディネーターとして自らが形作る製品で快適な人間生活・福祉社会の実現に貢献してゆきたいという意欲にあふれた人。
  3. 社会の要請に常に関心を持ち、社会への貢献、公共の福祉をよく理解し、グローバルな視野に立ち積極的に社会問題の解決に取り組んでゆきたいという意欲にあふれた人。

また、生物理工学部に入学するまでに、以下の各教科において次のようなことを身につけていることが望まれます。

数学: 数学の基本的な概念や原理・法則を理解し、数学的な見方や考え方のよさを認識し、積極的に活用する能力を持つ。
理科: 自然や人体のしくみに対する関心や探究心があり、観察や実験などを通じて、人間と自然のかかわりや生物とそれを取り巻く環境について総合的に考察する能力を持つ。
外国語: 英語を用いて情報や考えなどを理解し伝える基礎的な能力と外国語を用いて積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度・姿勢を持つ。
地歴・公民: 世界の生活・文化の歴史的・地域的特色について理解し、国家社会の一員として主体的に生きる自覚と資質を持つ。
芸術: 造形、絵画、音楽などの楽しさを理解し、生活の中に積極的にこれらの楽しさを取り入れて行こうとする態度・姿勢を持つ。
家庭: 生活者としての視点から自立のための基礎能力の必要性を理解し、より快適な生活を志向する態度・姿勢を持つ。

医用工学科

医用工学科は、工学と医学の双方の視野を持ち、最先端の工学技術を医療福祉分野に応用し、人々の健康維持・増進に貢献できるメディカルエンジニアや臨床工学技士を育成することが教育目標であり、これに共鳴して道を志す入学者を広く受入れます。

  1. メディカルエンジニアリングに必要な工学、医学、生命科学の各分野の勉学に興味を持って真面目に取り組むことができる人。
  2. 高い倫理観と豊かな人間性を持ち、科学的な創造力を身につけ、医療福祉分野における科学技術の発展に寄与することを目指す人。
  3. 幅広い世代の人々と良好な人間関係を築くことができ、チーム医療の一翼を担うメディカルエンジニアや臨床工学技士として必要な協調性とコミュニケーション能力を修得できる人。

また、医用工学科に入学するまでに、次のようなことを身につけていることが望まれます。

国語: 標準的な語彙力、読解力及び表現力
外国語: 基礎的な文法の知識及び英会話力
数学: 基本的な原理・法則を理解し、事象を論理的に考察するための計算力及び数学的な思考力
理科: 工学を理解するための物理、化学の基礎知識と思考力、医学を理解するための生物の基礎知識
地歴・公民: 社会情勢を理解するための素養

各学科のカリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)

生物工学科

生物工学科は、近畿大学の「建学の精神」と「教育理念」を実現するために、「共通教育科目」と「専門教育科目」を二本柱として、学科の特色を生かしたカリキュラムを提供します。

  1. 生物工学科では、多様な生物、特に植物と微生物の機能を解明し、その知見を分子・細胞レベルから個体・集団レベルにおよぶ幅広い視点を持って、地球規模の緊急課題である食糧生産、環境保全、エネルギー開発等、科学の幅広い分野の知識や視点を必要とする問題解決に学修成果を活かせる人材育成を目指すカリキュラムを構成します。
  2. 初年次当初に、生物の持つ不思議さ、奥深さに興味・関心を高める導入科目を配置します。生物学、化学等に関する基礎知識の乏しい学生にも対応できるようにそれぞれの授業内容を構成します。
  3. 専門教育科目では、基礎的な講義科目、実験科目を初年次から配置します。また、多くの分野で共通して用いられる手法に関する科目を横糸、基礎的科目を縦糸として、最先端の学問分野に関する学修を支えます。
  4. 3学年から生物工学科の7研究室のいずれかに分属し、専攻科目演習や卒業研究を通じて専門的かつ包括的な知識をより深めていきます。このようにして、広い入口から深い出口へと進むことを目指します。
  5. 本学科の学生が、卒業後も専門知識や経験を生かし、幅広い分野で活躍できるよう、「食品衛生管理者」や「食品衛生監視員」の 国家資格が取得できる「食品衛生課程」及び「中学校教諭一種免許(理科)」、「高等学校教諭一種免許(理科)」が取得できる「教職課程」を設けます。

遺伝子工学科

遺伝子工学科は、上記教育目標を実現するために、教養・基礎・専門教育に関わる講義に加えて、実験や実習・演習、さらには研究室での卒業研究などの教育プログラムを提供しています。具体的には以下のような方針で教育を行います。

  1. 教養教育では、少人数教育の「基礎ゼミ」と「専門ゼミ」により、日本語で考え方を論理的に記述して討議できることを目指します。
  2. 基礎教育では、「分子生物学」・「進化遺伝学」・「統計学」・「生化学」・「細胞生物学」・「発生生物学」・「動物生理学」などの講義を通じて、分子レベルから個体レベルまでの生命現象の探求に求められる生命科学の基礎的知識を修得します。
  3. 専門教育では、「生殖医療工学」・「発生工学」・「実験動物学」・「幹細胞・再生医工学」などの応用科学を学ぶことを通じて、現代社会の医療・食糧生産・環境分野における課題を設定する能力とその課題を解決する能力を養成します。
  4. 実験・実習や演習を通じて遺伝子工学を中心とする生命科学分野の最先端研究の実験手法を身につけ、合わせて情報を英語で理解することを促し、国際的視野の涵養を図ります。
  5. 3年生の後期からは遺伝子工学科の5つの研究室のいずれかに配属され、専攻科目演習や卒業研究を通じて専門的かつ包括的な技術・知識をより深めていきます。
  6. 医療・食糧生産・環境分野における産学連携を推進し、遺伝子工学を中心とする生命科学の生きた実学教育を実施します。
  7. 本学科の学生が、卒業後も専門知識や経験を生かし、幅広い分野で活躍できるよう、「食品衛生管理者」や「食品衛生監視員」の国家資格が取得できる「食品衛生課程」及び「中学校教諭一種免許(理科)」、「高等学校教諭一種免許(理科)」が取得できる「教職課程」を設けます。

食品安全工学科

食品安全工学科は、「食」をめぐる課題を、自ら発見し解決できる人材の育成を目的としたカリキュラムを提供しています。本学科の学生が履修できる科目は、 学部共通の「共通教養科目」「外国語科目」「学部基礎科目」と、学科の特色を生かした「専門科目」であり、学科教員の教育研究活動を通じて、本学科学生の学問的、人間的成長とキャリア形成を支援します。

  1. 入学前に基礎学力を補完するためのe-ラーニング学修プログラムを希望者に提供します。また、入学者の基礎学力の確認と向上を図るために、「英語」、「数学」、「物理」の基礎教育プログラムを提供します。大学生活へのスムースな移行のため、少人数実践ゼミやオフィスアワー、アドバイザリー制度を設け、教員との密接なコミュニケーションを図ります。
  2. 専門教育に携わっている教員が教養教育に参加して、専門教育と教養教育が有機的に連携した授業を提供します。さらに、教職課程を履修することにより「中学校教諭一種免許(理科)」、「高等学校教諭一種免許(理科)」が取得できます。
  3. 「専門科目」においては、専門性を高める教育プログラムを提供します。専門科目を「食生産環境」、「食品管理評価」、「応用生命工学」、「食品機能工学」の4ブロックに分け、それぞれのブロックで開講する科目は基礎から応用へ無理なく知識を深められる配置にしています。また、コンソーシアム科目を始めとして他大学との単位互換制度等を活用し、複眼的な専門性の育成に努めます。
  4. 生命科学、生命工学、社会科学にわたる幅広い学術分野での教育を進めるために、他学科教員による専門選択科目を設け、植物や動物の生物工学的、遺伝子工学的な知識や情報を得られるようにします。
  5. 「食」を安全で機能的に優れたものにするための知識と技術を身につけ、それらを食産業社会に還元できる人材の育成のため、今日的な課題を考慮した講義科目、基本的及び応用的な実験手法を修得する実験科目、情報発信能力を身につける演習科目を設けています。
  6. 国際性と世界的に通用するコミュニケーション力を養うために、外国語科目と専攻科目演習を連携して配置しています。
  7. 専攻科目演習や卒業研究を通して、講義科目と実験実習により得られた知識を活用し、学術的な探究心を刺激するとともに社会人基礎力を向上できるようにしています。
  8. 食品製造・加工の現場において衛生管理を担う実践者の育成を目指します。「食品衛生管理者」、「食品衛生監視員」の資格取得に加え、食品産業界で注目される「HACCP管理者」資格も学科のカリキュラム履修のみで取得できます。

生命情報工学科

生命情報工学科は、情報科学を共通基盤技術として、ミクロな生命情報であるDNA、RNA、タンパク質を対象にした生命情報学と、脳波・心電・筋電・眼球運動・音声などのマクロな生体情報を対象にした生体システム学を展開し、生命の全体像をシステムとして捉えるための知識と技術を幅広く学修できる体系的なカリキュラムを編成し、提供します。

  1. 導入科目である「生命情報工学概論」によって、生命情報工学科が展開する学問に対するイメージを明確にし、体系的に学ぶ指針を与えます。
  2. 自然科学系基礎科目や学科横断的な科目で構成された『学部基礎科目』によって、ライフサイエンス分野に関する幅広い知識の修得と習熟度別クラス編成による基礎学力の定着を目指します。
  3. 専門科目の『学科基礎科目』群では、情報科学の基礎を徹底的に学び、生命情報工学科における学問の基盤を作るとともに、高い倫理観を養成することを目指します。
  4. 専門科目の『生命情報学』群では生命科学の中心である細胞生物学や分子生物学などの分野を学び、基本的な生命現象の知識を修得します。同時にこれらを情報科学的に扱うバイオインフォマティクスや、物理学的に表現するモデリング技法の基礎を学修します。
  5. 専門科目の『生体システム科目』群では生体の情報処理システムの中心である脳・神経生理学などの分野を学ぶとともに、生体情報を定量的に計測する技法や情報抽出・処理の方法、及び生体機能の数式化とシミュレーション技術について学修します。
  6. 専門科目の『先端専門科目』では、最先端の研究開発に関するオムニバス形式の講義を学科教員や学外の非常勤講師らによって提供し、知的探求心を刺激し、その後の卒業研究や就職・進学への指針を与えます。
  7. 実験・実習・演習科目を4年間に渡って配置し、ティーチングアシスタントを積極的に活用しながら、上述の専門科目と関連付けて学ぶことで、生きた実学教育を図ります。
  8. ゼミ形式の少人数制の演習科目を1学年から3学年まで配置し、レポートの書き方や英文読解力など、技術者・研究者としての素養を育成し、さらに専門科目の体系を鳥瞰することで将来像を明確にさせ「卒業研究」へ展開します。
  9. 「卒業研究」では、発想力、情報収集・分析能力、論理的思考力、問題解決能力を持った高度専門職業人ならびに幅広い職業人を養成します。
  10. 本学科の学生が、卒業後も専門知識や経験を生かし、幅広い分野で活躍できるよう、「基本情報技術者」や「応用情報技術者」をはじめとする各種情報処理技術者の資格取得を支援するとともに、中学校教諭一種免許(数学)」、「高等学校教諭一種免許(数学・情報)」を取得できる「教職課程」を設けます。

人間環境デザイン工学科

人間環境デザイン工学科は、21世紀の福祉・ユニバーサル社会の構築に寄与できる人材として、人間生活の快適性、健康に結びつくプロダクツ(生産品)から医療・福祉に 関連する生活支援機器まで、人間生活の質(QOL)の向上を目的とした生活・福祉関連プロダクツのデザイン分野で貢献する技術者や技術コーディネーター及び研究者の養成を目的に、人間科学を基盤とする生活科学とモノづくりについて分野横断的に学ぶカリキュラムを提供します。また、社会奉仕実習、 インターンシップ、 キャリアデザイン、各種資格取得講座などのプログラムを展開し、 全教職員が、学生の学問的、人間的成長とキャリア形成を支援します。

  1. 入学後の基礎学力の向上を図るため専門教育の基盤となる数学や物理学を分かりやすく理解するための基礎教育プログラムを提供します。
  2. 「専門教育科目」においては、少子高齢化が進む中、福祉・ユニバーサル社会構築に欠かすことができない人材を育成するという社会のニーズに対応するため、教養に裏打ちされた専門性を高める教育プログラムを提供します。特に、機械科学、人間科学、住環境科学、ユニバーサルデザインの各科目群を学修することで、人間工学と環境デザインを融合させ実践できる専門力を育成します。
  3. さまざまな国際分野で活躍できる人材を養成するため、幾つかの専門科目では外国語の書籍や文献を使用することにより国際スタンダード教育に対応した教育内容を展開します。
  4. 当学部の目指す生物と工学に立脚した学際領域指向の教育を進めるため、「感性デザイン」や「スポーツダイナミックス」など学科の枠を超えた学際領域選択科目を設け、学生の学際領域指向の研究を後押しします。
  5. 「生命科学指向」、「人間科学指向」を強化したライフサイエンス系学部としての教育を目指す学部理念のもと、高齢化社会における人間科学、医療・福祉、環境科学の分野での課題を解決できる人材の育成を目指した「教養教育科目」と「専門教育科目」を提供します。
  6. 関西圏の企業等との連携のもとに産学連携を推進し、生きた実学教育の充実を図ります。
  7. 本学科の学生が、卒業後も専門知識や経験を生かし、幅広い分野で活躍できるよう、認定人間工学準専門家、ユニバーサルデザインコーディネーター、CAD利用技術者などの資格が取得可能な課程を設け、また「中学校教諭一種免許(数学)」、「高等学校教諭一種免許(数学)」が取得できる「教職課程」も設けます。さらに、他学科の情報を提供できる体制により学科横断的な取り組みを展開します。
  8. 社会奉仕実習、インターンシップ、留学制度等を充実し、学生が地域社会、国際社会において意味のある学びを体験できるよう努めます。

医用工学科

医用工学科は、臨床工学技士資格取得のみを目指すのではなく、広汎かつ高度な専門知識を有する人材を育成するために、工学の専門知識や技術ならびに医学の幅広い知識を修得できるようなカリキュラムになっています。これにより、医療福祉分野の発展に貢献できる創造性と研究能力を備え、豊かな教養と高い倫理観を持つメディカルエンジニアや臨床工学技士の育成プログラムを提供します。

  1. 学際的視野を拡げるために、電気電子工学、機械工学、情報工学、材料工学などの工学分野の専門知識や技術、また、解剖生理学、病理学などの基礎医学や臨床医学に関する知識が体系的に学べるようになっています。
  2. 医療英語や基礎医療英会話を通じて実践的な語学力を養成し、医学・医療の国際化に対応できるようにします。
  3. 人命に関わる者が持つべき倫理観を培い、医療従事者に相応しい人格が形成できるように支援します。
  4. ゼミ形式の講義や卒業研究により、医療技術の開発に対する研究能力を養います。また、研究活動を通じて、チーム医療の一員として必要なコミュニケーション能力の育成を図ります。
  5. 臨床工学技士国家試験の受験資格が取得できます。また、第2種ME技術者の資格を取得できるように支援します。さらに、教職課程を履修することにより「高等学校教諭一種免許(理科)」が取得できます。
  6. 1・2年時に病院や企業の見学会を行って、キャリア設計に対する意識を明確にします。さらに3・4年時には医療現場での臨床実習と企業インターシップがあり、実践的知識を修得できるような実学教育を展開します。

各学科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)

生物工学科

生物工学科は、最先端のバイオサイエンス及びバイオテクノロジーとその基礎となる様々な学術分野の教育研究を通じて、生命科学を基盤とした自然科学・理工学全般にわたる幅広い分野に深い興味を持って学ぶ意志を持ち、地域社会及び国際社会との連携や人類社会の福祉と持続的発展に貢献できる人材の育成を目指しています。
生物工学科では、近畿大学及び生物理工学部のディプロマポリシーに加えて、生物工学科卒業生として身につけるべき資質を以下に示します。

  1. 知識・理解・意欲
    生物工学・生命科学を中心とする様々な分野において、幅広い基礎知識と高度な最先端技術を修得し、それらを現代社会が抱える諸問題の解決へと展開する意欲と能力を有していること。
  2. 判断力・行動力
    特定の科学技術分野のみならず、様々な境界領域や新規の分野、さらには多様な社会環境にも柔軟に適応でき、それぞれの場で適切な判断力及び新たな発展をもたらす行動力を備えていること。
  3. 技能・表現
    思考・判断のプロセスを論理的に説明し、創造性豊かな考えを明確に伝達するのに十分なプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身に付けていること。
  4. リーダーシップ
    集団の中の一員として、十分な協調性とリーダーシップを発揮する資質を備えていること。

遺伝子工学科

遺伝子工学科は、「深い教養と論理的思考を身につけ、高い倫理観を持って、生命現象の多面的・総合的探求をできる人材を育成すること」、「現代社会の医療・食糧生産・環境分野における課題設定とその解決に貢献できる人材を育成すること」を教育目標としており、厳格な成績評価により教育カリキュラムを運営しています。これらの趣旨のもとに開講された科目を履修して、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。卒業までに身につけるべき資質・能力を以下に示します。

  1. 関心・意欲・態度
    1) 遺伝子工学を中心とする生命科学に関して深い認識を持ち、自立的に学ぶことができること。
    2) 遺伝子工学など生命科学技術の利用において、社会及び環境に与える影響を説明でき、高い生命倫理観を持ってその発展に貢献できること。
  2. 思考・判断
    1) 遺伝子工学を中心とする生命科学を多面的・総合的視点から理解できること。
    2) 医療・食糧生産・環境分野の課題に対して、遺伝子工学を中心とする生命科学の深い理解から、その解決方法を思考できること。
  3. 技能・表現
    1) 生命科学、特に遺伝子工学・分子生物学・生化学の基礎的技術を用いて、分子レベルから個体レベルでの生命現象を解析できること。
    2) 日本語で、考え方を論理的に記述して討議できること。
    3) 国際的視野に基づいて様々な文化の人々と基礎的なコミュニケーション能力を身につけること。
  4. 知識・理解
    1) 遺伝子工学を中心とする生命科学に関する幅広く深い教養と基礎的技術を正確に理解し身につけて、現代社会の医療・食糧生産・環境分野の課題設定とその解決に応用できること。

食品安全工学科

食品安全工学科は、「食の安全」と「食の機能」に関して、生命科学、生命工学、さらには社会科学にわたる幅広い学術分野での教育・研究を通じて、グローバルな視野を持ち広く社会に貢献できる人材の育成、基礎学力・専門知識に加えそれらをうまく活用して行くための社会人基礎力の育成を目指します。本学科に4年以上在籍し、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。本学科学生 が卒業までに身につけるべき資質・能力を以下に示します。

  1. 知識・理解
    ・ 「食」の生産、保存、流通、加工・調理、摂取、消化・吸収、代謝における安全性と機能性を理解し評価するための科学的な知識と技能を身につけていること。
    ・ 食品衛生管理者やHACCP管理者などの資格の社会的意義を理解し、食品生産、加工製造、機能性食素材の開発、食品衛生関連製品の開発などの分野で活躍するに足りる知識と技能を身につけていること。
  2. 汎用的技能
    ・ 「食」に関する生命科学、生命工学、社会科学の課題に対して、論理的思考に基づいた解決ができること。
    ・ 「食」をめぐる世界情勢を正しく理解し、異文化の人びととのコミュニケーションが図れる国際的視野を有すること。
  3. 態度・志向性
    ・ 社会における「食」の役割を理解し、高い倫理観を持って食の安全に貢献できること。
    ・ 「食」の現場で活躍できる実践的な技術者・研究者・インストラクターとしての自立を目指し、情報収集能力、課題発見能力・解決能力さらには情報発信能力を身につけること。
  4. 総合的な学修経験と創造的思考力
    ・ 専攻科目演習や卒業研究を通して、実験などの計画と実施、そしてその評価・検討に基づいて新たな計画を立案していく能力、最終的にその研究の意義、研究の内容、発展性をプレゼンテーションする能力を身につけていること。
    ・ 21世紀の重要課題である環境問題や持続可能な社会発展に関わる食糧問題等の今日的な課題を理解し、国際的な視野で想像力豊かに解決していく思考力を身につけていること。

生命情報工学科

生命情報工学科は、情報科学を基盤にして、ミクロな生命情報からマクロな生体システムまで統合的に理解し、生物の優れた情報処理機能を情報科学分野に応用することを通して、これらの教育研究成果を「健康・医療」「福祉」「環境」「安全」などの人間生活に直結する分野に還元することを目標とし、人と環境に優しい技術の発展に貢献できる研究者や技術者の育成を目指しています。
本学科では、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。大学及び学部のディプロマポリシーに加えて、卒業までに身につけるべき資質を以下に示します。

  1. 関心・意欲・態度
    1) 情報科学を基盤に、生物から学んだ知見を取り入れて、将来の課題を発見し解決しようとする能力を備えていること。
    2) 情報科学の専門知識と生命科学の基礎知識を統合的に融合した生命情報工学の意義を理解し、高い倫理観を持って、社会に貢献する意欲があること。
  2. 思考・判断
    1) 情報科学の専門知識と生命科学の基礎知識をもとに論理的に思考できること。
    2) 情報科学と生命科学の学際領域の教育研究を通じて、物事を多面的に、そしてミクロからマクロまで、さらにはグローバルな視点で考える能力を身につけていること。
    3) システム論的な考え方のもと、システムである集団の能力を最大限発揮するため、その要素としての個人の役割を理解するとともに、自主的、かつ協調的に行動できること。
  3. 技能・表現
    1) 自分の論点や考え方について論文や口頭で分かりやすく論理的に発表しディスカッションを行うコミュニケーション能力を備えていること。
    2) コンピュータを用いて、工学や生命科学分野の様々な問題について数量的な処理が行えること。
  4. 知識・理解
    1) 生命科学分野に関する基礎知識とそれらを情報科学の専門知識と統合して工学や生命科学分野に応用する能力を身につけていること。
    2) 情報科学分野の幅広い技術の中から興味に応じて選択した個別技術について、高度な専門知識とそれらを課題解決に応用する能力を身につけていること。
    3) 国際的に目覚ましく発展する、生命科学と情報科学の理解に必要な読解力と論理的思考力を有すること。

人間環境デザイン工学科

人間環境デザイン工学科は、人間科学の知見をものづくりに反映でき、これに加えて人間と機器を取り巻く空間を環境デザインの観点でとらえることができ、人間生活の質の向上に資する研究者・技術者の養成を目指しています。これらの趣旨のもとに開講された 科目を履修して、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。卒業までに身につけるべき資質・能力を以下に示します。

  1. 関心・意欲・態度
    1) 機械デザイン、スポーツ・バイオメカニクス、人間支援ロボット及び人間環境工学の重要性を認識し、これらの分野が抱える技術課題を発掘し対策しようとする姿勢を有していること。
    2) 社会の要請に強い関心を持ち、自らが社会を支えて行こうとする強い意欲を持っていること。
  2. 思考・判断
    1) ユニバーサルデザインを先導する技術者として正しい倫理観を持って責任ある行動をし得ること。
    2) 地球的視点から多面的に物事を考える能力を身につけること。
  3. 技能・表現
    1) 技術課題を解決する手法としての観察・実験の技術、実体構築のための設計製図技術、分析効率化のためのコンピュータシミュレーション技術を利用する能力を身につけていること。
    2) 人間生活のための機械システムや生活環境が人間及び社会に及ぼす多様な影響を分析することができること。
  4. 知識・理解
    1) 人間工学の基盤技術を理解し、機械工学を融合したユニバーサルデザインの設計思想と創造力を身につけていること。
    2) モノづくりの基礎知識を持ち、問題解決のために応用する能力を身につけていること。

医用工学科

医用工学科では、豊かな教養もち、専門分野における高度な知識と技能を身につけ、生命の尊厳を重んじ、高い倫理観のもとに責任を持った行動が取れ、かつ常に自己研鑚を積み重ねてゆくことが、医療人として望まれる姿であると考えます。また、工学的な基礎学力、応用力、センスそして技量を兼ね備えたエンジニアに成長できる力を身につけることが求められます。医療人とエンジニア双方に求められる資質を身につけることで、将来、我が国の医用工学分野を牽引するメディカルエンジニアのリーダーさらにはグローバルに活躍できるメディカルエンジニアとなることが期待できます。このようなポリシーのもとに所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与します。

  1. 関心・意欲・態度
    1) 生命への畏敬の念と高い倫理観のもとに責任を持った行動を取る能力を持っていること。
    2) 絶え間ない自己研鑽のために、生涯にわたる学修意欲を身につけていること。
  2. 思考・判断
    1) 医療の進歩に対応できる課題発見能力・問題解決能力を有し、医用工学の発展に寄与できる能力を身につけていること。
    2) 複雑化・高度化する医療において、工学的・医学的知識、高い倫理観に基づいた判断力を備えていること。
  3. 技能・表現
    1) 先端医療における医用工学の果たす役割の重要性を理解し、工学的技術を提供するための実践能力を身につけていること。
    2) 医療人として、柔軟な科学的志向と語学力を含む豊かな教養に裏打ちされたコミュニケーション能力を有していること。
  4. 知識・理解
    1) 医用工学の専門家として必要な工学及び医学分野の専門知識を確実に修得し、複雑化・高度化する医療に対応できる実践能力を有していること。
    2) 豊かな教養、工学的知識、医学的知識を統合することで、事象の本質を深く理解し、多様な課題を解決に導く能力を身につけていること。
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